Luchino Official Blog

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私が風俗嬢になった日。

いちばん最初に働いた、
吉祥寺のレモンクラブというお店で私に与えられた名前は
「アオリンゴ」だった。


そのお店は「ピンクサロン」よく「ピンサロ」と言われる風俗店で、薄暗い喫茶店で、面接をした。

「ABCって分かる?うちのお店は、その、Bまでをやってもらうお店なんだけど」

下北沢の駅でティッシュ配りのお兄さんにもらったティッシュに入っていた、「体験入店 日給1万円 日払い お客さんの横に座って接客するだけの簡単なお仕事です お酒が飲めなくてもOK!」のチラシ。

その頃、東京に出てきて数ヶ月の私は絶望的にお金がなくて、食材は、激安の八百屋か100均でしか買えず(100円の乾燥うどん300gを1日3回に分けて食べていた)、貯金もいよいよ底をついて、明日食べるものがない!ってなった時に、そのティッシュの事を思い出した。


明日行って1万円もらえるんだったら、
体験だけでも行ってみるか!

嫌だったら辞めたらいいんだし。

と軽い気持ちで電話をかけた。


キャバクラか何かだろうと思って面接に来たのだけれど、
なんとそこが風俗だったというわけ。

一瞬、うわあ、風俗だったか!あちゃあ!(笑)

って思ったけれど、

怖さや抵抗感よりも、
やってみよう!という好奇心の方が勝った。


10代の頃から性的な事に人一倍興味があって(快楽を得たい、というよりも、色んな人の性的なところを見てみたかった)

一度こういう業界で働いてみたいなぁ、と思っていたので、
まあ、来る時がきたね、くらいの感覚だった。

風俗ではたらく、っていうと
借金があって仕方なく、とか何となく不幸で悲壮感があるイメージかもしれないけど、

レモンクラブで働いていた女の子たちは概ね明るく、軽く、あっけらかんとしていた。

私もそんな感じだったし。

なんと、東大の女の子もいた。
学校の宿題とか、待機室でやってたよ(笑)

ギャルもいれば、バンドっぽい子もいれば、大人しそうな黒髪の女の子もいた。

「稼いだお金で、彼氏とハワイ行ってきたー♡」
って、真っ黒に日焼けして、久々に出勤して来る子もいた。


お店の制服がセーラー服だったので、
待機室はさながら女子校の教室のようだった。

当時、私は21歳。
同じ歳くらいの子が多かった気がする。

暇な時間には、みんなでテレビを見ながら、
あーだこーだ、だらだらお喋りをした。


そのうち

「ブー!」

って、壁についてるインターホンのブザーがなって

「アオリンゴさん、〇〇番本指」

とか女の子を呼び出すアナウンスが流れて、
3階にある待機室から、2階のホールに降りていく。


〈次回に続く〉

 

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